英会話 Speaking

国内独学で英語スピーキング力を伸ばす6つのステップ [保存版]

更新日:

対象:国内独学でスピーキングを伸ばしたい/英会話で伸び悩みを感じている
読了:

約 13分 52秒


関連:

2012年にTOEIC 900点を超えてから、2013年からオンライン英会話メインの学習にスイッチし、レッスン数は2500回(1041時間)を超えました。

TOEICのアビメのR5(文法が理解できる)もほぼ毎回95~100%取れてますが、スピーキングでは文法間違いは多々ありますし、上級者の方が僕の英語を聞いたら「文法的には正しいけどネイティブはそんな言い方しない」とツッコまれそうな英語で話しているときもあると思います。

ですが、毎日オンライン英会話瞬間英作文を続けてきて、たいていのことは英語で言えるレベルにはなってきたかなと。

写真の描写や苦手なトピックは今でもアヤシイですが、普段よく話すことであれば、かなり流暢に話せていると思います。

そんなわけで、僕がこの5年間、スピーキング力向上のために試行錯誤してきことを5ステップでまとめてみました。お役に立てば幸いです。

Step 1:英会話を始める前の3つの下ごしらえ

英語に限らずですが、何か新しいスキルを手っ取り早く身につける秘訣の1つは、よく使う知識・技術を無意識レベルで使えるようにすることだと考えています。

そして、スピーキング初級者が最優先でインストールしておくべき「よく使う知識・技術」は、次の3つかなと。

英会話を始める前の3つの下ごしらえ

(1) 中学文法を「使える」ようにする
(2)「自分」について英語で説明できるようにする
(3) 英会話でよく使うフレーズを身につける

1つずつ説明していきますね。

(1) 中学文法を「使える」ようにする

dondon-02.png

よく言われることですが、中学文法を使って話せるレベルになると、とりあえず最低限の会話ができるようになります。

文法が正確になればなるほど、「英語でどう言えばいいか分からん」が減り、相手からも「I don't know what you mean.」と聞き返される割合が減り、自分の英語が理解してもらいやすくなるなと。

具体的には、

早急に使えるようにしたい文法一覧

  • 肯定文・否定文・疑問文・命令文
  • 現在形・過去形・未来系・進行形・完了形
  • 助動詞・受動態
  • to不定詞・動名詞
  • 接続詞・前置詞・名詞

これらを即座に使える(=スラスラ言える)まで練習していきます。

マテリアル(教材)は何でもいいですが、僕には瞬間英作文が合っていました。

20冊くらいの『文法項目別の瞬間英作文本』をやりましたが、必ずしもそんなにやらなくてもいいかなと(笑)。とりあえず1~3冊くらいやれば「何とか意思疎通はできる」というレベルに到達するはずです。

【参考】英会話の上達に効果抜群の独学勉強法「瞬間英作文」

 

(2)「自分」について英語で説明できるようにする


英会話で最もよく話すことの1つは、自分に関すること・自分が興味あることです。また、英会話でよく質問されることもある程度は決まっています。

よく話すこと、よく質問されることがあらかじめ分かっているのであれば、就活の想定問答集と同じで、準備して臨むべきですよね。個人的には、英会話は準備力だと感じています。

特に次のことはよく話すことになります。

英会話でよく話すこと・よく質問されること

● 英語を学ぶ理由
● 自分の仕事(勉強していること)について
● 趣味
● 好きなモノ・コト
● 行ったことがある国

これらを何も見ずに、英語でスラスラと説明できるかというと、おそらく普段から英語を話していない限り、難しいと思うんですよ。

なので、あらかじめ「自分説明書」を英語で書いて、スラスラと言えるまで暗唱しておくことをお勧めします。

ちなみ、自分説明書を英語で書く前に、上述した中学文法をサクサクッと使えるようにしておくと作業がはかどります。だから、瞬間英作文を先にやっておいたほうがいいんですよね。

「自分を説明書」の作り方と練習方法については、次の記事で詳しくまとめているのでぜひ!

【参考】オンライン英会話 初心者は「自分を英語で説明できる」ようになれ!

 

(3) 英会話でよく使うフレーズを身につける

woman-talk-laugh-table-min.jpg

オンライン英会話でよく使うフレーズ、英会話初級者が知っておくと重宝するフレーズというものがあります。

Could you speak a little more slowly?(もう少しゆっくり話していただけますか?)
Apparently, Something is wrong with the Internet connection.(どうもネットの調子が悪いみたいです)
How do you spell it?(その単語のスペルはどうつづるのですか?)
I learned a lot today.(今日はとても勉強になりました)

こういったものも、オンライン英会話を始める前にある程度身につけておくと、すごく役立ちます。次の記事でまとめています。

【参考】オンライン英会話で僕が頻繁に使ってきた超便利フレーズ200

Luck favors the prepared.
[Louis Pasteur]
幸運は準備ができている者を好む。

 

Step 2:英会話を始める

obama-darailara.jpg

上述したStep 1の3つ

(1) 中学文法を使って話せる
(2) 自分を説明できる
(3) 英会話でよく使うフレーズを覚える

がある程度できるようになると、最低限の会話はできるようになります。もともとの英語力にもよりますが、おそらく3ヶ月~半年くらいやれば何とかなるかなと。

そしたら、オンライン英会話などを利用して、英語を話す機会を作って下さい

例え満足できるスピーキング力に到達していなかったとしても、始めて下さい。理由は3つあります。

 

英会話を始めることで気づける3つのこと

なぜかと言うと、英会話をやることで次の3つのことに気づけます。

英会話で気づける3つのこと

(1) 英会話の楽しさ
(2) 自分が使う英語や発音が通じるかどうか
(3) 自分のスピーキングの改善点

単純な話、自分の英語が通じると嬉しいんですよね。また、話が盛り上がると、英会話が非常に楽しくなります。それが英会話やトレーニングを続けるモチベーションになります。

次に、今まで『英語耳』などで発音練習をしたことがない人は、英会話をやってみることで、自分の発音がいかに通じないかに気づくことができます(笑) 「過去形の否定文が瞬時に出てこないな…」「前置詞の使い分けがイマイチ分からない…」といった自分の苦手な文法にも気づけます。

さらに、上述した自分説明書も、実際の英会話で説明してみることで、「あれ、この説明だときちんと伝わらないみたいだな」といったことにも気づけます。

英会話という「実践」から得られるフィードバックは非常に貴重です。

【参考】オンライン英会話を1000回受けたので効果と注意点をまとめてみた

 

Step 3:流暢さを高める

オンライン英会話を始めて、レッスン数が100~500回くらいになると、多少は話せるようになってくるはずです。

すると、「もっとスラスラと流暢に話せるようにならんもんかのう、ばあさんや」という気持ちになってきます。

白状すると、僕も苦手なトピックを話しているとき、使い慣れていない文法や構文を使うとき、熟考しなら話しているときは、シドロモドロになります(笑)

ですが、普段よく話すこと、よく使う文法・構文・フレーズほど、より無意識に、より速く(180~200 wpmくらいで)出てくる感じです。

そんなわけで、スピーキングの流暢さを向上するために試行錯誤してきた中で、これは重要だと感じた秘訣をまとめてみました。

 

(1) 音読系は150~200 wpmを目標に


普段の音読(速音読)、シャドウイング暗唱瞬間英作文などの声に出す系のトレーニングでは、数日かけて、スラスラ言えるようになるまで反復して下さい。

ここで「スラスラ言える」というのは、

声に出す系トレーニングの目標スピード

初級者:150 wpmTOEIC Part 1くらいのスピード)
中級者:200 wpm(Sharlaさんのこの動画での話すスピード

です。

普段から「200wpmで言えるまで練習する」ようにしていると、当然ですが会話中のスピーキング速度も上がってきます。Practice makes perfect.

150~200wpmで言える英文が増える
オンライン英会話1レッスン(25分)当たりのスピーキング量が増える
→ 会話のキャッチボール回数が増える
→ より充実した会話ができるようになる
→ 英語を話すことがより楽しくなる!

 

(2) 英語を使う機会を増やす


厳密に言うと「即興で英文を作る」機会を増やしていきます。

即興で英文を作る、上述したオンライン英会話で話したり、英語で独り言することを指します。

この即興で英文を作る英会話や英語で独り言をやらずに、用意された英文で練習する瞬間英作文や暗唱"だけ"だと、スピーキングの「自動化」はあまり進みにくいと感じています。

「スピーキングの自動化」というのは、考えなくても英語が自動的にスラスラっと出てくる状態にすることです。

応用言語学者の白井恭弘教授が著書で次のように仰っていました。

中学・高校の英語では、実際に話すことによって自動化をすすめるためのスピーキング練習が圧倒的に不足しています。(P. 136)

【出典】外国語学習の科学

2013年頃、毎日瞬間英作文はやっていたのですが、オンライン英会話のレッスンは月10回程度しかしていませんでした。それでもある程度は上達したのですが、途中から流暢さが向上しにくくなったんです。

そこで、2014年から毎日レッスンを受けることを日課にしました。

単純な話ですが、月間のレッスン数が増えると、即興で英文を作る機会が増える → スピーキングの自動化が促進される → 流暢さが向上するというわけです。

即興で英文を作る機会を増やす方法は、大きく分けると次の3つかなと。

第4文型動詞

(1) オンライン英会話の月間レッスン数を増やす
(2) 英語で独り言をやる
(3) 英語で日記を書く

 

Step 4:表現力を高める

Step 3を実践していると、流暢さも徐々に上がってくると思います。

ですが、スピードだけを上げても、

ツウ
なんか、いつも同じフレーズばかり使っているなぁ…
あいづちのバリエーションが少なすぎる…
表現力がショボいなぁ…

という問題は残るんですよね(笑)。

スピーキングが上達する!アクティブ語彙(運用語彙)の増やし方

 

未使用の動詞・文法・構文

「普段、リスニングやリーディングをやっているときによく出会うけど、自分がまだ使えていない基本動詞、文法、構文」があると思うんです。

それらをアクティブ化していきます。例えば、次の動詞は使えていますか?

基本動詞

知覚動詞(see / look at / watch / feel / hear / smell / taste / sound)
使役動詞(make / have / let / get)
第2文型動詞(go / get / seem / look / appear / feel / stay)
第4文型動詞(give / bring / tell / ask / show / send / sell)
第5文型動詞(want / get / help / find / keep)

例えば「get」なんかは、「get + モノ(~を手に入れる)」以外に、「get to 場所(~へ着く)」「get cold(寒くなる)」「get 人 to do(人に~させる)」というのもよく見かけますよね。

こういったバリエーションもきちんとアクティブ化できているかどうか。

また、

第4文型動詞

仮定法
比較(原級・比較級・最上級)
関係詞
every/each/another/other/enough/even/ever/just

はどうでしょうか?

次に構文系。

英会話でよく使う構文

否定(not, never, no, nothing, only, few, less, hardly)
there is構文、
it...to...構文
so...that...構文
強調構文
無生物主語構文
The 比較級, the 比較級(~すればするほど~)

また、

英会話でよく使うフレーズ

prefer A to B(BよりAがいい)
It's no use doing...(~してもしょうがない)
I'm the one who...(~するのは私だ)
All we can do is do...(私たちにできるのは~くらいだ)

などの会話でよく見かける構文(?)も、使えているかどうか。

 

決まり文句・頻出フレーズ

英会話は「決まり文句」に尽きるなと痛感しています。

例えば、

最近仕事が忙しくて、彼女に「私と仕事、どっちが大事なの?」って言われる。
すぐに部屋を散らかす子供に「何度言ったら分かるの?!」と言ってしまう。

これらは特定の場面で使われる決まり文句です。

言語習得においては、「こういう会話の流れでは、◯◯◯という文法(表現)を使う」という決まり文句があるわけですよ。そして、それをどれだけ大量に、そしてその状況に合った決まり文句が使えるかどうか。

彼(ロンドン大学のピーター・スキーアン)は……、例外的に思春期をすぎてから成功した学習者に共通する特質は、高い記憶力 だという一般化を提案しています。

つまり、大人の学習者がネイティブのように話せるようになるには、ルールを覚えてそれを適用するよりも、膨大な数を覚えて使いこなすことがより重要なようです。

これは、……我々の話すことはかなりの部分が決まり文句からなっている、という現実もあり、このような学習方略が「ネイティブらしさ」につながるのでしょう。(P. 61)

【出典】外国語学習の科学

I can't wait.
Bless you.
I'm sorry to hear that.
It's been a while.
What was your name again?
I know what you mean.
Are you feeling alright?

僕がフラッシュカード(単語カード)アプリ「Anki」に登録している決まり文句や頻出フレーズは500以上ありました。

 

Step 5:正確さを高める

例えば、次の4つの文の時制の違いをイメージできて&使い分けられていますか?

He is eating chicken.
He eats chicken.
He has eaten chicken.
He has been eating chicken.

次に冠詞・単複(単数形・複数形)はいかがでしょう?

He likes chickens.
He likes chicken.

けっこう難しいと思いません?次の項目は、マスターするのが非常に難しい文法項目だと感じています。

第4文型動詞

時制
助動詞
名詞(可算・不可算)
代名詞
冠詞・単複(単数形・複数形)
倒置・強調・省略

次に語彙の使い分け。

borrow
rent
lend
lease
customer
passenger
visitor
guest
client

僕も最近ようやく分かってきたかなぁというレベルです。使い分けもまだまだ修行中の身ですが、2013年頃と比べたら改善されてきたかなと。

正確さの向上に役立っているのは3つです。

『一億人の英文法』
『例解 和文英訳教本 <文法矯正編』
『これならわかる! 英語冠詞トレーニング』

サバイバル英語
オンライン英会話では身につきにくい英語力

TOEICと英検

-英会話, Speaking

Copyright© えいかい , 2019 All Rights Reserved Powered by AFFINGER5.