英会話 Speaking

オンライン英会話 スピーキングの流暢さ向上に大切な7つのこと

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対象:スピーキングがたどたどしい/スラスラ言えるようになりたい
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約 9分 33秒

2012年に「EnglishTalk」というスクールで【 オンライン英会話 】を開始し、5年以上経ちました。

2018年からは「ネイティブキャンプ」でもレッスンを開始し、25分のレッスンをトータルで1917回(約799時間)受けてきました。

「どんなトピックでもネイティブ並みにペラペラ」にはほど遠いですが、英会話を始めた頃に比べると、自分がよく話すネタ・トピックであればけっこう速く話せるようになってきたので、自分が試行錯誤してきたことを読者さんにシェアしておきます。

英会話で少し話せるようになってきた方が対象なので、初心者の方は「オンライン英会話 初心者が撃沈しないために準備すべき5つのこと」を参考にして下さい。

 

(1) 音読系は150~200 wpmを目標に


スピーキングの流暢さを上げる上で最も大切なことの1つは、普段のトレーニングで「速さ」を意識することだと感じています。

英会話中ではない、普段の音読(速音読)、瞬間英作文シャドウイング暗唱などの声に出す系のトレーニングで、スラスラ言えるまで毎日やる

ここでいう「スラスラ言える」は、次の通り。

初級者:150 wpmTOEIC Part 1くらいのスピード)
中級者:200 wpm(Sharlaさんのこの動画くらいのスピード

ネイティブは速いときは200~250 wpmくらいで話しているので、(熟考しているときを除いて)200 wpmくらいで話せるようになれば、非ネイティブとしては十分ではないかと思うんでうすよ。

同時通訳者の横山カズさんが著書で「速く音読することの効果」について述べておられました。

「速く音読すること」の効果は、まず単純に口が速く回るようになることです。口が英文の形を覚えてしまうので、いざ「これを言おう」と思ったときに、スピーディーに英文が口から出てくるのです。

速く言えることはゆっくり言うこともできますから、限界速度で口を回せるようにしておくと、話すときにも余裕が生まれます。(P. 49)

パワー音読入門

これホントにそうだなと。英会話を始めた頃に比べると、余裕を持って話せるようになりました。

これは推測ですが、英文をスラスラと音読できないレベルだと、脳内で英文を組み立てる作業だけでなく、英語を口で発話する作業にも脳のリソースを使用すると考えられます。

ですが、無理なくスラスラと英語を口に出せるようになると、脳のリソースに余裕が生まれてくる → 疲れることなく余裕を持って話せるようになってくる。

英会話を初めた頃は、25分のレッスン後ですらけっこう疲れていたのですが(笑)、最近は50分話しても疲れなくなってきました。

普段から「150~200wpmで言えるまで」を実践していると、英会話中のスピーキングも早くなってきます。

150~200wpmで言えるものが増える
オンライン英会話1レッスン当たりのスピーキング量が増える
→ 会話のキャッチボール回数が増える
→ 25分でより充実した会話ができるようになる
英語を話すことがより楽しくなる

僕がこのスピードを意識することの大切さに気づいたのは、2016年頃からなので、もっと早くに知っていれば…と悔やまれます…orz

 

注意ポイント

ただ、150~200 wpmでスラスラと話せるようになるためには、発音音の連結・消失の理解&練習が必要です。

発音や音の連結・消失がいい加減だと、そもそも200 wpmで音読できないと思うんですよね。よしんばできたとしても、その発音や音の連結・消失がひど過ぎると通じないです。

スピーキングは相手にきちんと伝わってナンボです。

ネイティブレベルの発音は必要ないと考えていますが(ってかそもそも大人は不可能らしい)、上級者をめざすのであれば、発音練習は毎日少しでも続けたほうがいいと感じています。

【参考】やらない人は損してる!発音を学ぶことで得られる4つの効果

 

(2) 頻出文法&表現を瞬時に使えるようにする

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英会話初期の頃の「流暢さ向上」において大切なことの1つは、会話でよく使われる文法やフレーズを、流暢に使いこなせるようにすることだと感じています。

マテリアル(教材)は何でもいいです。僕は瞬間英作文が性に合っていたので、瞬間英作文をやりました。

文法項目別の瞬間英作文本』をやると、

肯定文・否定文・疑問文・命令文
現在形・過去形・未来系・進行形・完了形
助動詞・受動態
to不定詞・動名詞
接続詞・前置詞・名詞

を個別にトレーニングしていくことができます。

この「各文法項目を個別に徹底してトレーニングできる」というのが、次でご紹介する「暗唱」にはない、瞬間英作文の強みだと個人的には考えています。

瞬間英作文は、文字通り「瞬間」的に言えるまで繰り返すトレーニングなので、反復回数が増える&こなした英文数が増えるにつれて、英語がより出てきやすくなります。

1冊やるだけでも、とりあえず何とか言いたいことはザックリ言えるようになるはずです。3冊(2000文)くらいやれば、英語がより出てきやすくなりますよ。

僕は本で約15000文、フラッシュカード(単語カード)アプリ「Anki」で約5000文やってきました。

【参考】英会話の上達に効果抜群の独学勉強法「瞬間英作文」

ただ、人によって実用的な英文は異なりますし、必要となる単語・フレーズも異なります。2万文やってみた結果、自分が普段英会話で使う機会のない英文は定着しにくいなと。

僕は『市販の瞬間英作文本』では満足できなくなったので、自分が覚えたい英文を自分で選んで&作ってトレーニングすることにしました。

詳しくは次の記事でまとめています。

【参考】瞬間英作文を超効率化するフラッシュカードアプリ「Anki/AnkiDroid」

 

(3) 暗唱

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Photo by Raj Eiamworakul on Unsplash

英会話開始初期の流暢さ向上において、最も時間対効果の高い(=手っ取り早い)トレーニングは、暗唱ではないかと考えています。

オンライン英会話を始めた頃に「自分がよく話すこと」って、だいたい決まってるんですよね。

● 英語(英会話)を学ぶ理由
● 将来の夢・目標
● 社会人 → 仕事の内容
● 学生 → 好きな科目、部活、専攻、研究内容
● 趣味
● 好きな食べ物とその理由
● 行ったことがある国について

これらはよく質問されるので、答える機会は多いです。よく聞かれることが分かっている → あらかじめ準備しておけばいい、ってことになりますよね。

そういう意味では、英会話力 = 準備力だなと。

「自分説明書」を英語で書いて、上述したように150~200 wpmで暗唱できるまでトレーニングしておけば、当然ながら、実際の会話でもスラスラ出てきます。

「自分説明書」の効果、作り方、練習法については次の記事で。

【参考】オンライン英会話 初心者は「自分を英語で説明できる」ようになれ!

 

自分のことについてある程度説明できるようになってきたら、次に進むといいです。

仕事で英語を使う(予定)→ TOEIC Part 3
趣味で英会話をしている → 英検のリスニングPart 1やNHKラジオ英会話など

 

また、『NHKラジオ 基礎英語1』のような、「NHKの英語講座」で自分のレベル&好みに合った会話素材で暗唱していってもいいと思います。

注意点としては、your input determines your output.

アウトプットはインプットしたものによって決まります。会話力を伸ばしたいのであれば、リーディング系ではなく、会話形式のマテリアルを使うべし。

リーディング(ニュース、TOEICのリーディングパート、英検の読解など)のマテリアルは、フォーマルな書き言葉が使われているので、会話で使うにはカタイ表現が多いからです。

ちなみに、会話形式のマテリアルを使って暗唱オーバーラッピング&シャドウイングをやると、スピーキングとリスニングを同時に伸ばすことができるので一石二鳥です。

(4) 速音読

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2016年に、TOEICのリーディングパートの英文を180~200 wpmくらいで読めるまで繰り返し音読する「速音読トレーニング」というのを4ヶ月くらいやりました。

また、2017年から「英語ニュース&読み物サイト」で毎日3000語読むのを日課にしてきましたが、常に音読してきました。

その結果、英語が以前よりも出てきやすくなったんですね。

当然ですが、スラスラと英語が出てくるようになるには、まず、口がスラスラと動かせるようになる必要があります。つまり、発話スピードを上げると流暢さも上がってくるわけです。

【参考】速音読トレーニングの効果・やり方

 

(4) 毎日、英語を使う

流暢さを上げる上で、最も大切なことがこれかなと。

まず、「めざせ英語ペラペラ!スピーキング上達に不可欠な3つの練習」でもお伝えしましたが、音読・瞬間英作文暗唱などの「あらかじめ作られた英文をスラスラ言える」のと「実際の英会話でスラスラ言える」の間には少し隔たりがあるように感じるんですよね。

さらに、次の動画でちかさんが、興味深いことを仰っていたんです。

ちかさん:しゃべらないと言葉ってホントに出なくなるから。

ネイティブ並みに何でも英語で話せるペラペラになりたいのに毎日英語を話す機会を作っていないのは、どんな曲でもスラスラ弾けるピアニストになりたいのに毎日練習していないのと同じだなと。

 

オンライン英会話

2012年にオンライン英会話を始めたときは、週に1~4回でした。

当時は【 瞬間英作文 】を3時間くらいやっていました。瞬間英作文をやればやるほどスピーキングの伸びを感じたので、レッスンよりも瞬間英作文に多く時間を割いていました。

ですが、2013年の秋頃から少しずつ伸び悩んできたんですよ。

そこで、2014年01月から瞬間英作文の時間を減らし、英会話のレッスンを週4~6回くらいのペースに増やしました。そこから、英語が出てくるスピードが速くなりました

このことから、瞬間英作文で身につけた単語・文法・構文・フレーズは、実際の会話でどんどん使っていくことで、流暢化するということに気づきました。

場数(レッスン数)の重要さに気づいたので、2014年の夏からは1日1回から1日2回に増やしました。

そこからさらに英語は出てきやすくなりました。

2013年頃は、かなり頭を使って英文を組み立てていた感じですが、2014年からは頭を使わなくても英語が出てくる割合が増え、英語を話すのが少しラクになったんです。

スポーツや楽器は、最初は頭を使って1つ1つの動きをじっくり覚えていきますが、毎日練習していると徐々に、頭で考えなくても体が勝手に動くようになってきますよね。

スピーキングもそれと同じで、毎日英語を話すようにしていると、自分がよく使う単語・文法・語彙は、頭で考えなくても口からスラスラ出てくるようになります。

 

英語で独り言

とは言え、「毎日英会話をやるのは時間的に厳しい」「1日2回は経済的に難しい」という方もおられると思います。

そこで次にお勧めしたいのが、英語での独り言です。

次の動画のChiakiさんはかなり流暢に英語が話せる方なのですが、英語で独り言を徹底的にされたそうです。


また、スペイン語を話すイギリス人のLucyさんも、speaking to yourself(独り言)が、英語で考えられるようになるための key factor だと仰ってます。

英語で独り言をするためのヒントをいくつか挙げておきます。

● 朝、今日の予定を英語で言う
● 今日の意気込みを英語で言う
● 通勤通学中、目に映ったものを英語で描写する
● それについて、自分が感じたことを英語で言う
● つまらない会議中、話者の日本語を英訳する(同時通訳的に)
● 退屈な授業中、先生の日本語を英訳する
● 楽しいこと・嬉しいことをその場で英語で言う
● 自分が食べたものを英語で言う
● 美味しかったかどうか、なぜそう思ったかを英語で言う
● 寝る前に、今日の出来事を英語で言う
● それについて自分がどう感じたかを英語で言う
● 明日の予定を英語で言う

重要なのは、自分が感じたこと・思ったことにに対して、「Why?」と自問し、なぜそう感じたか・思ったのかまで言えるようにすることです。

英会話では、自分が感じたこと・思ったことを言ったときに、その理由を説明しないと「Why?」と聞かれる可能性が非常に高いからです。

英語で独り言の効果ややり方については、次の記事で詳しくまとめています。

【参考】オンライン英会話 スピーキングの流暢さを促進する「英語で独り言」

 

(5) 多聴多読

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テレビでよく見かける芸能人の名前、よく宣伝されている商品って、覚えようとしなくても覚えてしまいますよね。これは英語でも同じことが言えるなと。

2017年までは精聴精読&反復が中心でしたが、2018年は多聴多読に多くの時間を割いてきました。

その結果、1日にインプットする単語数が多ければ多いほど、英会話で自然と出てくる語彙やフレーズも増えてくるなと。

英検の公式サイトに、流暢さに関する研究が紹介されていました。

ある語が定着するのに5~16回あまり間隔を空けずに出会わなければならないが(Nation, 1990),教科書の中で1度出てきた語と再び出会う率が低いので(Schmitt, 2000),教科書以外の教材を使った流暢さのトレーニングで量を稼ぐことが重要となる。

量を保証することにより知識が定着し,さらにそれが自動化した技能として習得されれば,日本語を介さずに英語をそのまま使うことができるようになる。

【出典】第二言語習得を加速させる流暢さのトレーニング(PDF)

「あまり間隔を空けずに出会わなければならない」のは、エビングハウスの忘却曲線にあるように、人間は学んだ瞬間から徐々に忘れていくからです。

【参考】準ネイティブレベルの英語力に到達するのに必要な語彙力

ただ、多聴多読はある程度のリスニング力・リーディング力が必要です。

僕のレベル(TOEIC 900点英検準1級)だと、「NHK WORLD TV」「Speak UP Radio」「Newsela」「VOA Learning English」くらいなら多聴多読できます。

ですが、ネイティブ向けの洋画・ドラマ・洋書での多聴多読はまだちょっと厳しいかなと。多読はまだ何とかできますが、それでもスラスラと読むことは難しいです。

【参考】多聴多読を200万語やったので注意点をまとめてみた

-英会話, Speaking

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